連載・コラム
東日本大震災時、関西に一時避難して事業を継続(株式会社リオ)
株式会社リオは、確定申告や青色申告のソフトなどを開発している。2010年に東京都のBCP策定支援事業に参加してBCPの策定に取り組んだ。当時、多くの企業がまだBCPには無関心だったが、同社がBCPに取り組んだ動機は二つあるという。一つ目は、同社代表取締役の山下社長が最初に就職した会社が、阪神淡路大震災で被災したこと。震災を実体験したことで、会社の継続性を考えればBCPは絶対に必要だと考えていた。二つ目は、2010年の春先に緊急地震速報の仕組みを販売していたことから、自社でも真剣にBCPに取り組むべきだと確信していたことである。
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