大陽工業株式会社
COMPANY DATA
会社名: 大陽工業株式会社
本社所在地: 東京都品川区西五反田8-11-21
設立: 1947年8月
資本金: 30,000万円
従業員数: 219名
代表者: 酒井 陽太
URL: https://www.taiyo-technologies.jp
事業概要
電子回路基板製造、板金・塗装、精密機械装置組立、プレス金型設計製作、精密部品加工
BCP策定のきっかけ(理由)
近年の自然災害増加に伴うリスク管理の一環として自社の事業継続維持の必要性を痛感したこと。また、取引先から弊社のBCPに関しての照会も増加しており必要性を感じていたこと。
BCP対象事業と理由
対象事業:弊社の事業全般(事業所は、東京都八王子市、埼玉県羽生市、静岡県三島市の3箇所にあり)
理由:各事業所いずれも顧客を抱えており、製品の供給責任あり。
想定する災害/被災状況
事業所は3地区に分散されているが、震災、風水害によりライフラインが遮断され、工場、生産設備も被災し生産活動が停止状態となる。従業員によっては出勤、就業が困難となる。
優先業務
主力事業である電子回路基板の生産設備の復旧。並びに本社、各事業所のシステム立上げ。従業員の安否と就業可能者の確認。
主要な経営資源
人員・スキル、建物・設備、技術、情報・システム、資金
代替/復旧策
事業継続策
弊社の「緊急事態対応処理規定」に基づき、社長を本部長とした対策室を設置し事業継続のための情報の収集、対応策の検討、決定、実施に関わる業務を遂行
予防低減策/事前準備
全社ベースでのBCP委員会の創設、建物・設備の耐震化、災害備蓄品の充実、防災・避難訓練の実施、BCP(事業継続計画)の整備
策定してみて、気付いたことや苦労したこと
社歴が長く老朽化した建物・設備の多さ、ハザードマップ確認の重要性、ライフラインの重要性、災害発生から復旧・再開までの期間の手元流動性確保の重要性
今後の課題
建物の耐震補強工事、コミットメントラインの設定、在宅勤務インフラの拡充
感想
自社のBCPの重要性は十分認識できましたが、ライフライン、交通網、道路インフラ等の公共財が被災の場合は、国、自治体の公助に依存せざるを得ず、事業再開(BCP)は大きく影響を受ける。