地震

山﨑建設株式会社

COMPANY DATA

会社名: 山﨑建設株式会社
本社所在地: 東京都中央区日本橋富沢町8-6
設立: 1948年4月
資本金: 5,300万円
従業員数: 800名
代表者: 山梨 敏幸
URL: http://www.yamazaki.co.jp/

事業概要

弊社は大型の建設機械を使った土木工事(機械土工)の専門工事業者として今までダム・道路・空港・造成など多くの土木工事に携わり、機械土工の他にもトンネル工事、都市型土木、構造物工事など総合的に対応できる専門工事業者です。また、全国各地で発生した災害復旧には客先等の要請に応じて対応を行い社会貢献をしております。 拠点としては本社・全国5支店・12営業所・7工場・160現場です。

BCP策定のきっかけ(理由)

東日本大震災を契機に以前よりBCP策定を検討しておりましたが策定に至りませんでした。この度、東京都中小企業振興公社で策定支援を受けらることが分かり利用させていただきました。

BCP対象事業と理由

対象事業:給与支払業務
理由:弊社の事業は土木構造物の請負工事(現場)で、現場は客先のBCPが適用されます。また大きな災害(天災)が発生した場合は契約で客先と協議の上、工期を延長できることになっていることから、土木構造物自体をBCP対象事業とはせず、まずは従業員に関係する給与支払業務を選定しました。今後、給与支払業務の他に支払業務等をBCP対象事業として付け加えていく予定です。

想定する災害/被災状況

社会インフラの中断(電力、通信、交通機関等)による業務の遅延や停止、本社屋の損傷による業務の遅延や停止、施工中工事の土砂崩壊等の災害

優先業務

従業員とその家族及び現場関係者の生命・身体の安全確保を第一とした対応、客先や関係団体からの緊急要請の対応(求めに応じて被災地域に機械・人を投入)

主要な経営資源

人員(スキル)、建設機械、本社屋、業務システム、パソコン等

代替/復旧策

事業継続策

緊急対策本部を立ち上げBCPに則って事業を継続する。代替拠点での業務遂行(代替拠点:東京支店、大阪支店。在宅勤務での業務遂行)

予防低減策/事前準備

・本社屋が使用できなくても事業を継続できる体制の構築(代替拠点構築、在宅勤務出来る体制の構築)
・設備や什器の固定、高所からの落下物防止、ガラスの飛散防止
・BCPに定める事項のマニュアル化

策定してみて、気付いたことや苦労したこと

BCPを策定したのは良いが、やるべきことがたくさんあること。出来ることから進めていきたいと思います。

今後の課題

今回策定したBCPは本社版で、今後、支払業務等をBCP対象事業として対策を検討していく必要があります。また、支店にもBCPを展開していくことから従業員への周知と協力を得る必要があり、BCPを定着させるためには、BCPを日常業務に取り入れる仕組みを構築していく必要がある。

感想

最近、全国各地で地震が発生しており、いつ大地震が発生しても対応できるように、早急に事業が継続できる体制を構築していきたいと考えております。今回はご教示いただきありがとうございました。