地震

株式会社松本久夫商店

COMPANY DATA

会社名: 株式会社松本久夫商店
本社所在地: 東京都文京区小石川1-25-4
設立: 1951年
資本金: 1,000万円
従業員数: 26名
代表者: 松本 頼之
URL: http://www.matsumoto-nori.co.jp/

事業概要

製本・紙工用接着剤及び関連資材の製造及び販売

BCP策定のきっかけ(理由)

事業継続のため、有事の際に円滑で冷静な対応を取れるよう、事前に準備する。既存の太陽光発電機の有事の際の活用を検討する。

BCP対象事業と理由

対象事業:接着剤の製造および販売
理由:当社の中核となる事業である。

想定する災害/被災状況

・震度5強以上の地震で、インフラ・ライフラインの著しい損壊
・製造設備ならびに流通倉庫の損壊による機能不全

優先業務

ホットメルト型接着剤の販売業務、水系接着剤の製造・販売業務

主要な経営資源

人員、本社社屋と東京工場・東京物流センター、製造設備全般

代替/復旧策

事業継続策

・従業員の安全確保
・仕入先(メーカー)の協力による代替品の供給と直送
・協力工場への製造委託

予防低減策/事前準備

・従業員の安全を確保するマニュアル作成と備蓄品の管理
・二社購買、代替品の検討を行う。
・類似した製造設備を有する工場との協力体制を前提とした関係構築

策定してみて、気付いたことや苦労したこと

有事の想定がイメージしにくく、検討が難航した。緊急連絡網の整備が必要。協力工場を探すにあたり、関連業界全体でBCPの共通認識と良好な関係構築が事前に必要だと強く感じた。

今後の課題

・協力会社との関係構築(具体的な取り決めなど)を進める。
・継続的な運用訓練について検討したい。

感想

想定外の事態が起こるような有事の際、冷静かつ的確に対応するべくBCPを策定することはとても重要だと感じた。また、平時に従業員と会社の根幹についての共通認識を持てる効果も期待できた。関連業界での団結や協力関係が今後は必要だと思う。大変勉強になりました。